一般的な洗浄剤に対するAXIS I7020 Network Intercomの耐薬品性
はじめに
ネットワークインターコムは、衛生要件が厳しい環境やクリーンルームでも使用することができます。クリーニングは、毎日、あるいは1日に数回必要になる場合もあります。
本ホワイトペーパーでは、AXIS I7020 Network Intercomの推奨されるクリーニングおよび消毒手順と、その手順に対するインターコムの耐性を検証することを目的としてAxisが実施した試験内容を紹介します。
推奨されるクリーニング
推奨されるクリーニング手順は、イソプロパノール(IPA)、次亜塩素酸ナトリウム(塩化物系漂白剤)、過酸化水素のいずれかを水に混ぜたものを、柔らかい布に使用して化学的に拭き取る方法です。これらの化学溶液はすべて、洗浄剤や消毒剤として一般的に使用されています。
使用者は、使用するクリーニング製品が推奨化学物質に基づき、インターコムに悪影響を及ぼす可能性のある物質を含まないことを確認する責任があります。スプレー製品を使用する場合は、柔らかい布にスプレーしてから、その布でインターコムを拭いてください。
クリーニングシミュレーション試験
数年間にわたり、毎日繰り返し行われるクリーニングを想定した試験を実施しました。
使用した化学薬品は次の通りです。
イソプロパノール(70%)
過酸化水素(3%)
次亜塩素酸ナトリウム(< 5%)
AXIS I7020 Network Intercomのフロントプレートのサンプルを自動試験装置に取り付け、選択した化学薬品を染み込ませた柔らかい布でそのサンプルを繰り返し拭きました。拭き取りは一般的なクリーニング時にかかる圧力で行い、布は定期的に化学溶液で湿らせます。サンプルでは、最低5,500サイクルのテストが行われました。これは、5年間にわたり1日に数回拭き取りを行った場合に相当します。

クリーニングシミュレーションの実施方法。自動可動アームに取り付けられた布で、サンプルを拭き取ります。定期的に布を化学溶液で湿らせています。
試験完了後、サンプルの傷、ひび割れ、変色、ロゴタイプの摩耗、その他の欠陥を評価します。
試験結果
試験の結果から、AXIS I7020 Network Intercomは、試験に使用した化学薬品を用いて1日複数回の拭き取りを行っても、少なくとも5年間は耐えられることが確認されました。
インターコムのフロントプレートは、柔らかい布を用いた定期的かつ頻繁な化学薬品による拭き取りに耐えます。フロントプレートの素材は、推奨クリーニング剤と化学反応を起こしません。化学薬品を用いて毎日拭き取りを行っても、インターコムの物理的な完全性は維持されます。